皆さんこんにちは。ドクタートラスト保健師の横野凌です。
ふだんは産業保健の専門家として、さまざまな企業でセミナーや面談、保健指導を行っています。
この「保健師横野の筋肉日記」と題したコーナーでは、私自身の美ボディ完成までの道のりを、シリーズで語り続けています。
これまでの顛末はこちら
何かを続けるってすごくつらい!
2023年4月にボディメイクを決意し、仕事前の6時台にジム通いを始めたのですが、「ジムのために朝早く起きて支度をするのがつらい…!もうやめたい…!」と早々に心が折れかけていました。
しかし、そんな状態を何とか乗り越え、2024年1月現在まで週4~5回のジム通いを続けることができています。そんな私が個人的に有効だと感じたことをいくつかお伝えします。
外堀から埋める~「ジム通い」をアピール~
まず私は自分がトレーニングを始めたことを家族や友人、職場の同僚に伝えることにしました。仕事の前にジムに行っていることもあり、周りは面白がって「今日も行ってきたん?」とか「明日も朝から行くん?」と声をかけてくれるようになりました。そうすることで自分自身にプレッシャーをかけ、行かなければならない状況を作ることにしたのです。すると「今日は行きたくないな……」と思った日でも「周りのみんなに公言した手前、さぼれないよな……とりあえず行こうかな」という気持ちになり、ジム通いを続けられたのです。
RPGっぽく攻略~記憶だけでなく記録に残す~
トレーニング内容は器具が空いているかにもよるので、必ずしも決めているわけではありませんが、自身のスマホアプリに記録することにしています。そうすることで「前回よりも○キロ重いダンベルを挙げられた」や「前回よりも○回増やせた」と自分の成長を可視化できました。また、さまざまな書籍を読み漁り、「筋肉量を増やすには総負荷量(回数×重量)が重要である」と学んだことから、一目で総負荷量が分かるようなアプリに記録するようにしました。そうして、定期的に総負荷量を確認することで、ゲームのRPGのように自身のレベルが上がったような気がして、モチベーションアップにつながったのです。
自分への戒め~「あの頃」を忘れない
そして最も効いたのは「自身の一番太っていた時の写真を定期的に見る」でした。具体的には1~2週間に1回程度です。
なぜ頻度までわかるかというと、一番太っていた時期の写真を企業向けのセミナーの資料に使用していたことから、必然的に定期的に見ざるを得ない状況だったのです。このおかげで「ぽっちゃりした姿を世間さまにお見せしたくない!」と定期的に思うことができ、モチベーションアップにつながりました。
いったん行動してみる~やる気は行動から~
また、起きた瞬間に「今日は休みたいな~もう少し寝たいな~」と思うこともありました。そういう時は「いったん起きてみる」、「いったん着替えてみる」、「いったんジムに行ってみる」のように無理やりやる気を出すのではなく、軽い気持ちで一つずつ行っていました。そうしてジムに着きトレーニングを始めてみると、不思議なことにやる気が出てきてしっかりトレーニングできることが多いのです。
それでも「やりたくない……」と思ったときは無理せず休むことも重要だと考えています。その分次の日はいつもより少しだけ頑張ることを意識しました。
モチベーションを保つには、食事も重要
筋肉を大きくするうえでは、トレーニングだけでなく食事も重要です。そのため、食事内容にも気を付けるようにしているものの、もともとおいしいものを食べることが大好きで「ラーメンめぐり旅行」や「食べ歩き旅」などをしていた私にとって、筋肉にいい食事のみ(低カロリー高たんぱく)を食べ続けることは非常にストレスでした。平日は頑張ることができても、休日には反動で好きなものをたらふく食べてしまうという本末転倒な状態になってしまうこともありました。
ただし最近は、筋肉食堂officeの活用により、おいしくて低カロリー高たんぱくな食事がいただけている環境が整備され、週末のどか食いも減り、食事の面でのストレスも減り、トレーニングが続けられています。